リースバックの仕組みを徹底解説! | センチュリー21安藤建設

結論からお伝えすると、リースバックとは「自宅を売却した後も、その家に住み続けられる仕組み」です。不動産の売却を検討している方にとって、まとまった資金を手にしながら今の生活を維持できるというのは大きな魅力です。本コラムでは、リースバックの基本的な仕組みからメリット・注意点まで、分かりやすくご説明いたします。
リースバックとは何か
リースバックとは、自宅などの不動産を売却し、その買主と賃貸借契約を結ぶことで、売却後も引き続き住み続けられる仕組みです。通常の売却では、物件を売った後はその家から退去するのが一般的ですが、リースバックなら住み慣れた環境を変えずに資金化できます。
例えば「老後の生活資金を一度に準備したいが、今の自宅から引っ越したくはない」といった方にとって、有効な選択肢となります。
仕組みを簡単に解説
リースバックの流れは大まかに以下の通りです。
- 自宅を不動産会社や投資家に売却する
- 売却時にまとまった資金が入る
- 買主と賃貸契約を結ぶ
- 毎月の家賃を支払いながら住み続ける
このように、売却と賃貸がセットになっている仕組みを「リースバック」と呼びます。
通常の売却との違い
通常の不動産売却では、買主が物件を購入すると、自分の居住場所を空け渡さなければなりません。しかしリースバックなら、自宅を売却して資金を得ながら、生活環境を維持できます。この点が最大の特徴です。
リースバックのメリット
リースバックにはさまざまな利点があります。その中でも特に多くの方が魅力を感じるポイントは以下の通りです。
- 引っ越しの必要がないため、精神的にも肉体的にも負担が少ない
- まとまった資金を一括で受け取れる
- 住宅ローンが残っている場合も利用が可能なケースがある
- 資金用途の自由度が高く、生活資金や事業資金などに活用できる
特に「高齢になったので自宅を維持しつつ老後資金を用意したい」というニーズに適しています。
リースバックのデメリットや注意点
もちろん、リースバックには注意しておくべきポイントもあります。
まず、毎月の賃料負担が発生すること。売却代金で大きな資金を得ることができても、その後の生活では家賃を払い続ける必要があります。さらに、売却価格は一般的な市場売却よりも低くなる傾向があるため、「できるだけ高く売りたい」という目的と相性が良いとは限りません。
また、将来的にずっとその家に住めるわけではなく、契約年数や条件により退去が必要となる場合もあります。したがって、リースバックを検討する際には条件をよく確認することが重要です。
利用が向いているケース
リースバックは以下のようなお悩みを持つ方に特におすすめです。
- 老後の生活費を一括で準備したいが住環境を変えたくない
- 急な資金需要があるが、引越しの時間や体力がない
- 住宅ローンの支払いが厳しく、返済計画を見直したい
- ご家族の事情により、資産を整理して現金化したい
このように「売却したい」気持ちと「住み続けたい」希望を両立できるのがリースバックの強みです。
リースバックと賃貸の違い
一見すると「売ってから賃貸になるだけなので、普通に賃貸に引っ越すことと同じでは?」と感じる方もいらっしゃいます。しかし違いは大きく、リースバックは「今の自宅でそのまま住み続けられる点」が大きな特徴です。引っ越しの手間や新しい生活環境への不安がなく、生活の継続性を重視する方には安心感があります。
リースバックの仕組みが注目される背景
近年、リースバックへの関心が高まっている背景には社会的な変化もあります。高齢化が進むにつれて、自宅資産を活かしながら豊かな老後生活を送りたいというニーズは年々増しています。年金や貯蓄だけでは不足する場合に、不動産を活用して資金を作る方法として、リースバックが注目されているのです。
また、働き方やライフスタイルの多様化により、柔軟に資産を使いこなすことが求められる時代になってきています。その中で、リースバックは「資産の活用」と「生活の安定」を両立できる手段として選ばれるようになりました。
リースバックを検討する際のポイント
リースバックを実際に利用する際には、以下の点をしっかり確認しておくことが大切です。
- 売却価格が適正であるかどうか
- 月々の家賃が生活に無理のない範囲か
- 契約期間や再契約条件はどうなっているか
- 将来買い戻しできるかどうかの確認
特に「買い戻しが可能なプラン」であれば、将来的に自宅を再取得したいと考える方にとって安心材料になります。
まとめ:リースバックは生活を守る新しい選択肢
リースバックの仕組みは、資金確保と住環境の維持を同時に実現できる不動産活用方法です。ただし、売却価格や家賃などの条件は会社によって異なるため、専門家に相談しながら検討することが大切です。
「資金は必要だが、住み慣れた家から離れたくない」そんな方にとって、リースバックは最適な解決策となり得ます。
ご相談はセンチュリー21安藤建設へ
センチュリー21安藤建設では、不動産売却に関するあらゆるご相談に対応しております。リースバックを含め、お客様に最適なご提案を行いますので、ぜひお気軽にご相談ください。
※本コラムは2025年9月5日時点の情報に基づいて作成しています。制度や条件は変更される場合がありますので、最新の情報はお気軽にお問い合わせください。


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